人生100年時代、お金で後悔したくないなら必修のポイント3選

 

「貯金」か「生命保険」か「NISA・iDeCo」か

「もっと貯金しておけばよかった」と後悔しないために

日本の55~74歳の男女1000人以上を対象に行った「人生の振り返り」に関する調査によれば、「お金と暮らし」について後悔したことの第1位は、2位以下に大差をつけて「もっと貯金しておけばよかった」だそうです。

充実した人生を送るためには、「お金」は切っても切り離せません。では、今、どれだけ手元に現金があればひと安心なのか、「人生100年時代」を充実させるために、どのように資産を構築していけばいいのか。最低限押さえて欲しいポイントを3つ、紹介します。

ポイント1:少なくとも年収1年分の現金は貯めておく

これは、病気がケガで働けなくなった場合や、介護等により離職を余儀なくされた場合の備えです。

年収500万円なら500万円、年収1000万円なら1000万円あれば、仮に1年間無収入でも、贅沢をしない限り、貯金が尽きることはまずありません。実際には民間保険会社の「就労不能保険」や公的保障の「傷病手当金」である程度賄えるので、「ひと安心」の水準と言えるでしょう。

ポイント2:生命保険は、貯金が少ないうちは掛け捨ても検討を

「貯蓄型の方が積立ができるし、支払った保険料が無駄になりにくいからお得では?」と思われた方も多いでしょう。

確かにそのメリットもあるのですが、短期解約すると確実に元本割れしますし、そもそも保険料がかなり高額(掛け捨てと比べて約2倍)になります。

これでは肝心の貯蓄ができませんので、貯金額が一定額(理想は年収と同額)になるまでは掛け捨てにし、貯蓄型との差額を貯金する方が確実に貯まります。

ポイント3:NISAとiDeCoは併用して節税メリットを最大限享受!ただし大きな落とし穴が…

NISAとiDeCoの運用益は?

比較的安全な投資として認知が進んできたNISAとiDeCo。ともに運用益を非課税とすることで、より資産形成を始めやすいように国が作った制度です。

NISAとは金融商品(株式や投資信託等)の運用益が非課税になる制度で、一般とつみたての2種類があります。一方のiDeCoとは「個人型確定拠出年金」のことで、自分で年金を積み立てる制度です。NISA同様、金融商品の運用益が非課税となります。

非課税や運用益といってもピンと来ない人も多いと思いますので、具体例を出しましょう。

毎月の積立金額2万円で、3%で20年間運用すると、元本は480万円(銀行に20年間預けてもほぼこの額と変わりません)ですが、積立金額は650万円を超え、そのまま手元に残ります。運用益170万円超!

これが課税口座で運用をしていた場合は、現在の税率で20.315%がかかりますので、170万円×20.315%=約35 万円も税金が引かれ、手元に残る資産は615万円になってしまいます。35万円と言ったら海外旅行1回分ですので、相当の節税効果があります。

ちなみに、iDeCoはNISAと比べて税制面のメリットが更に大きいのが特徴。掛金が全額所得控除の対象となり、所得税と住民税が抑えられます。受け取り時も「退職所得控除」や「公的年金等控除」の対象となります。

iDeCoはNISAと同時に運用することができるため、そのメリットを享受するなら併用が望ましいでしょう。まとまった資金があるなら一般NISAとの併用。非課税制度をフル活用しながらコツコツ積み立てたい方は、つみたてNISAとの併用が良いでしょう。

iDeCoの落とし穴

上述した通り、iDeCoとNISAは併用して節税メリットを最大限享受するのが望ましいです。ただ、iDeCoには一つだけ落とし穴があります。なんと「早くとも60歳になるまで受け取りができない」のです(特例あり)。特にまだ貯金の少ない若手層は少し躊躇してしまうかもしれませんね。

それでは、自分に合った資産構築プランはどのように決めればいいでしょうか。

自分に合った資産構築プランの決め方

それでは、自分に合った資産構築プランはどのように決めればいいでしょうか。そこはお金のプロのアドバイスを受けるのが一番です。

自分でNISAやiDeCoの運用や投資ができるようになり、節税を知り、元手は少なくとも着実な資産形成ができるようになれば、あなたの人生はより充実したものになるでしょう。そこで一つ、お奨めのセミナーをご紹介します。

 
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100年時代を優雅に生き抜くにもまずは小さな行動から。気軽に、はじめの一歩を踏み出してみましょう。

【参考資料】
『知らないと大損する 老後の「お金」の裏ワザ』 荻原博子 (著)

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